2015年11月28日(土)午後より、翌29日お昼にかけて岐阜経済大学において、「若者の学ぶ力とコミュニティデザイン」をテーマとして、基調報告、アレック・ディクソン賞授賞式、シンポジウム、会員自由研究発表、分科会などが行われました。
基調講演
基調講演では、岐阜経済大学副学長の竹内治彦氏が「現代大学生の基本的教養としてのボランティア」をテーマに話されました。
アレックディクソン賞
研究部門で、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター助教石野由香里さんが受賞されました。論文「演劇的手法を用いたボランティア活動の省察と変容的学習に関する研究−アクティブ/サービスラーニング等への適用に向けて−」が高く評価されました。ボランティア学習のふり返りにおいて演劇的手法を導入して授業実践を行い、その結果に基づいて、演劇的手法の機能と効果を論じています。
シンポジウム
シンポジウムは、本大会テーマについて、一般社団法人木曽ひのきっ子ゆうゆうクラブ専務理事・事務局長の辺見元孝氏、岐阜経済大学ボランティアラーニングセンター・経済学部教授の樋下田邦子氏、愛知学泉大学現代マネジメント学部講師の田中人氏の3人を迎え、西尾雄志理事(日本財団学生ボランティアセンターGakuvoセンター長)の進行で約3時間行われました。参加者は約50名でした。(シンポジウムの内容は2016年12月発行の研究紀要第17号に掲載予定です。)
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自由研究発表
自由研究発表として、「ワークキャンプに見る学生ボランティアの技法と可能性―振り返りと現地への貢献を通して」をテーマに、 西尾雄志理事と共同発表者2名(福山市立大学講師山口健一氏と名古屋大学准教授日下渉氏)による発表が行われました。
発表テーマ
〇「ボランティアの振り返り」の授業実践−「公と私の円環」の観点とライティングスキル
(西尾雄志氏)
〇視座の拡大と転換−ワークキャンプのミーティング(山口健一氏)
〇世界の「反転地」をつくる学生ボランティア―素人性と地域社会への貢献(日下渉)
第1分科会
第1分科会は、15名の参加のもと、「徹底討論!ニッポンの社会教育に変化を起こす市民教育」をテーマに、永井順國氏(政策研究大学院大学客員教授)の論点整理、およびそれをもとにした参加者グループ討論と発表、課題提起が行われ、コーディネーターの興梠氏からまとめが行われました。
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第2分科会
第2分科会は、「大垣のまちづくりを担う人々〜あなたが選ぶまちづくり名人に物申す〜」をテーマに、元気ハツラツ市実行委員会実行委員長の松本正平氏、おむすび博プロジェクト代表の槌谷裕哉氏、大垣商店街まちゼミ実行委員長の上野和幸氏の3名の発表をもとに、大垣市まちづくり市民活動支援センター・シニアコーディネーターの溝口隆司氏の進行で、質疑応答・意見交換が行われ、示唆に富んだ分科会となりました。
第3分科会
第3分科会は約30名の参加のもと、「学生が動くと地域が変わる」をテーマに、 岐阜経済大学ボランティアラーニングセンターの白井貴大氏の進行により、朝日大学のボランティアグループ「めぐる」(代表2名)、中部学院大学短期大学部の学生(3名)、岐阜大学の「学生ボラネット」(代表1名)、岐阜経済大学「ボランティアラーニングセンター」(代表2名)の活動報告と質疑応答が行われました。その後、参加者がグループに分かれ、意見交換を行い、まとめが行われました。
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