「『変化』の時代のボランティア学習」をテーマに、2007年10月27日〜28日まで、国立教育政策研究所・国立社会教育実践研究センターを会場に開催されました。
第1日目は、「オープニングセレモニー」「アレックディクソン賞授与式」「基調報告」「記念講演」「シンポジウム」「情報交換会」などが行われました。
■基調報告
ボランティア学習の「変化」をキーワードである@「奉仕」の必修化の動きとボランティア学習、A「共生知」を探究するサービスラーニングの可能性、Bボランティア学習を推進する「コーディネーション・システム」の構築、C「活力ある生涯学習社会」を築くための市民社会の役割について課題提起を行った。
■アレックディクソン賞の授与
選考委員会の選考結果をもとに、以下の3部門について賞の授与を行った。
○ボランティア学習実践部門:福山こだま会
○ボランティア学習推進部門:神奈川のふれあい教育推進連絡協議会
○ボランティア学習研究部門:林 幸克
■記念講演
宮本みち子氏(放送大学)が「若者はなぜ大人になれないのか」と題して、変化のなかで社会的弱者化する日本の青少年の現状を諸外国の青少年と比較分析し、ボランティア学習のもつ市民学習(Citizenship)のための役割について論述した。
■シンポジウム
○無籐隆氏(白梅学園大学)・シンポジスト
○松本一彦氏(神奈川県立逗子高等学校)・シンポジスト
○永井順國氏(政策研究大学院大学)・シンポジスト
○長沼豊(学習院大学)・コーディネーター
第2日目は、「自由研究発表」「課題別分科会」が行われました。
■分科会
<分科会T>
「『奉仕』の必修化とボランティア学習
〜生徒の自発性を育む企画・運営・評価の方法を探る」
○栗原睦美(東京都立武蔵高等学校)・実践発表
○神谷画歩(東京都立工芸高等学校)・実践発表
○橋本洋光(東京女学館中・高等学校)・コーデネーター
<分科会U>
「サービスラーニングと新たな教育システムの構築」
〜「共生知」のカリキュラムづくりと学校と地域を結ぶコーディネーション
○松本一彦(逗子高等学校)・実践発表
○村上むつ子(国際基督教大学サービスラーニングセンター)・実践発表
○興梠 寛(昭和女子大学)・コーディネーター
<分科会V>
「青少年にボランティアになるチャンスを創りだす」
〜ボランティア推進機関・NPOによる多彩なコーディネーション・プログラムへの挑戦
○須藤美智子(地球環境パートナーシッププラザ)事例発表
○塚本竜也(日本国際ワークキャンプセンター『NICE』)・実践発表
○中家由紀子(世田谷ボランティア協会)・コーディネーター
<分科会W>
○平岩國泰(放課後NPO『After School』)・実践発表
○仙波英徳(松山市公民館)・実践発表
○木村清一(亜細亜大学)・コーディネーター
■リポーティングセッション「分科会からの提案」
○森照代(作新学院高等学校)・コーディネーター
■しゃべり場・ザ・ボランティア学習
○名賀 亨(華頂短期大学)・コーディネーター
*開催初日の午前中、日本ボランティア学習協会理事会・総会が開催され、2006年度事業報告・決算、2007年度事業計画・予算の審議が行われ決定しました。
|