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日本ボランティア学習学会



第11回「日本ボランティア学習学会・島根大会」

『学ぶ力』を育てるボランティア学習



第11回『日本ボランティア学習学会・島根大会』 募集要項

主体的な学ぶ力を育てる有効な方法のひとつがボランティア学習です。ボランティア活動が潜在的に持つ教育力により、ボランティア活動者に、他人と協調して行動する態度や技能を育み、社会的課題の理解を深めさせ、自分自身の「力」を再認識させることができます。ボランティア学習は生涯学習の取り組みの中で進められると同時に、学校教育や大学教育の場面では、サービスラーニングとして展開されています。
OECDのPISA調査結果から、日本の子どもたちの学力が下がっているのではないかという議論がありました。P1SA調査は応用力の調査ですので、日本の学力観である「生きる力」と重なり合います。PISA調査の対象のひとつとなった読解力は「自らの目標を達成し、知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、活用し、深く考える能力」だと説明されていますが、2006年調査では日本は15位でした。「生きる力」の中の「確かな学力」は「自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力」と説明されています。主体的かつ実践的体験型学習を通じて、「学び方」を学ぶことが期待されています。
今回のフォーラムでは、「生きる力」の核となる「学ぶ力」を育てるボランティア学習の取り組み事例を紹介し、その可能性を考えます。

 
期日 2008年11月1日(土)〜2日(日) 2日間
会場   11月1日 島根県民会館(松江市殿町)
11月2日 松江市市民活動センター(松江市寺町)
主催   日本ボランティア学習協会
共催   島根大学教育学部
後援  

島根県教育委員会、松江市、松江市教育委員会、島根県社会福祉協議会
松江市社会福祉協議会、企業ボランティア松江ネットワーク会議、
日本赤十字社島根県支部、青少年育成島根県民会議

実施主体   第11回日本ボランティア学習学会・島根大会実行委員会
事務局: 島根大学生涯学習教育研究センター(仲野研究室)
電話: 0852-32-6329
E-mail: nakano@edu.shimane-u.ac.jp            
事務局   亜細亜大学1号館 栗田研究室内
電話・FAX: 0422-36-7326
E-mail: krt3737@asia-u.ac.jp
 

 

大会プログラム概要

1日(土)
会場 島根県民会館 中ホール
12:00〜12:50

日本ボランティア学習協会・会員総会

12:20〜 受付開始
13:00〜13:35 オープニング(来賓挨拶・協会挨拶・基調報告など)
13:40〜14:50 基調講演   「新しい学習指導要領とボランティア活動」
梶田叡一(兵庫教育大学長、中央教育審議会副会長、島根県松徳学院理事長)
15:00〜16:50 シンポジウム  『学ぶ力』を育てるボランティア学習
シンポジスト
高岡信也(島根大学教育学部・学部長)
多田元樹(千葉県教育庁南房総教育事務所指導室長)
山田貴子(子どもネットワークセンター天気村代表)
コーディネーター
齊藤ゆか(聖徳大学人文学部講師)
16:55〜17:25 アレックディクソン賞授賞式・発表会
18:00〜20:00

情報交換会(サンラポーむらくも) ※参加費 5,000円

2日(日)
会場 松江市民活動センター(スティックビル)
8:30〜

受付開始

9:00〜10:00 自由研究発表
○司会  澤 アツ子 (財団法人21世紀職業財団島根事務局所長)
(1)「ボランティア活動の支援と地域教育コーディネーターの役割」
星野 幸雄(島根県教育庁生涯学習課社会教育振興グループリーダー)
(2)「城西公民館の試み」
森 泰(松江市城西公民館長)
(3)発表者募集中
(県外発表者募集/9月30日締切。申し込みは大会事務局へ)
10:15〜12:05 【分科会】 5会場に分かれて実施
【第1分科会】  教員養成におけるボランティア学習会場5階
現代の多様な教育ニーズに対応するため、大学ではいま時代が求める新たな学力観に即した教育実践力をいかに養成するかが問われています。近年注目されているボランティア活動の教育力を活用した教員養成の理念・実践・評価等の在り方について探求します。
○司会 高橋憲二 (島根県立大学短期大学部松江キャンパス・副学長)
○助言 長沼 豊(学習院大学准教授)
[発表](1) 「教員養成における『体験学修』とボランティア学習」
福間 敏之 (島根大学教育学部附属教育支援センター准教授)
[発表](2) 「学びの相互作用システムの構築をめざすボランティア学習」
新崎 国広(大阪教育大学教育学部准教授)
【第2分科会】  サービスラーニングと新たな教育システムの構築会場5階
ボランティア学習を通して学ぶ教科教授法「サービスラーニング」は、知識基盤社会に生きるための画期的学習方法として欧米で注目されています。「学びが楽しい、学びがわかる、学ぶことの意味を知る」ことを目標に、地域社会や地球社会をキャンパスにして学ぶ「共生知」の世界を豊富な事例とともに提案します。
○司会 川津 愛子(島根の教育を愛する会)
○助言 興梠 寛 (世田谷ボランティア協会・昭和女子大学客員教授)、池田幸也(常磐大学教授)
[発表](1) 「産学官民が連携した学生の社会参画力育成の展開-学生と共に創る『子ども向けイベント』」
齊藤 ゆか(聖徳大学講師)
[発表](2) 「交流力を高める読み聞かせ活動」
岩田 英作、マユー・あき(島根県立大学短期大学部松江キャンパス准教授)
[発表](3) 「世界と向き合う一歩を踏み出すための総合的学習」
中村 訓子(島根県立松江南高等学校教諭)
【第3分科会】  青少年にボランティアになるチャンスを創る会場未定
自分に自信が持てず、将来や人間関係に不安を感じている子どもたち。自分の可能性を信じ、生きることの意味を自覚するために、子どもたちにとって、他者や社会、自然や環境とのかかわりの中で学ぶことは、なくてはならない学習になっています。閉ざされた「個」から開かれた「個」をめざして、家庭・学校・地域の連携を通したボランティア学習推進の在り方を探ります。
○司会 大畑 伸幸(益田市立東中学校教頭)
○助言 森 照代(作新学院高等学校教諭)
[発表](1) 「“ふれあいサマー”の活動を通して」
新井 泰春(藤沢市立小糸小学校長)
[発表](2) 「中高生や若者による地域活動〜“ジュニアサポーターズクラブ”への支援を通して〜」
林 和博(八雲青少年育成の会青少年活動委員会委員長)
[発表](3)

「ふるさとを担う子どもを育てる〜布施小・中学校の取り組みを通じて〜」
村上 義人(隠岐の島町社会福祉協議会地域福祉係長)

【第4分科会】  多様な世代で創る生涯学習ボランティア会場未定
「持つ」ための学びから「在る」ための学びへ。生涯学習はいま「楽しく学んで役に立つ」学びへと変革の時代を迎えています。地域社会に暮らす人びとの生活経験・知識・技術・職業能力・伝承文化などの学びの成果を、共生社会を築くために最大限に活かす学びをどうすすめるか。多様な分野で人と学びと社会を結ぶ人びとと集い、交流し、新たな発見を体感しませんか。
○司  会 原田 尚 (雲南市教育委員会地域教育コーディネーター)
○助言 今西幸蔵(天理大学教授)
[発表](1) 「公民館を拠点とした市民のボランティア活動」
関 福生(新居浜市教育委員会社会教育課副課長)
[発表](2) 「人間力プロジェクトの取り組み」
宮岡 健二(海士町教育委員会学校教育係課長代理)
[発表](3) 「津和野町の取り組み」
増田 清子(津和野町体験活動ボランティア活動支援センター事務局)
【第5分科会】  ボランティア学習社会における企業の役割会場5階
企業は、ボランティア学習の推進に大きな役割を果たしているにもかかわらず、これまでその現状と役割について大きく注目されてきませんでした。企業に蓄積された人材の持つ知識・経験・技術や、生産品やサービス、資金などの「社会貢献力」はボランティア学習の推進にどのように寄与するのか。島根県の社会貢献企業の先駆的役割をもとに探ります。
○司会 広中 郁美(津和野町立日原小学校教諭)
○助言 永井 順國(政策研究大学院大学客員教授)
[発表](1) 「企業(日本航空)とNPOのパートナーシップ」〜四川大地震被災地支援の取り組み〜
鳥羽 茂(静岡県ボランティア協会事務局長)
[発表](2) 「中国電力島根支社の取り組み」
角田 敦志(中国電力(株) 島根支社広報担当マネージャー・企業ボランティア松江ネットワーク会議)
[発表](3) 「共生の森を通した企業ボランティア」
中尾 勝政((株)山陰合同銀行地域振興部・企業ボランティア松江ネットワーク会議)
12:10〜12:40 全体会・閉会
13:30〜 エクスカーション(観光バス・チャーターで約3時間)
(松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷など松江市内の名所旧跡見学)
ポスター・セッション
(大会2日目、午前中、松江市民活動センター会場内)
ボランティア関係図書・VTR販売コーナー
※希望される方は、「参加申込書」の伝言欄に、その旨を記載して島根大会事務局宛てにお送り ください。
展示は、申込者が準備してください。事務局委託販売手数料は売り上げの2割です。
その他

(1)交通機関、宿泊等に関しては、原則として、島根大会事務局は斡旋しませんが、
参加予定の皆様の交通手段、宿泊の相談窓口には、
近畿日本ツーリスト松江支店(電話0852-33-2275 担当 村山、水野)
に依頼していますのでご相談ください。

(2)大会参加費、情報交換会参加費は、大会当日受付でお支払いください。

(3)大会終了後のエクスカ−ションは、貸切バスで、松江市内の主な名所旧跡を訪ねます。
松江観光ボランティアのガイド付きで、参加費は無料です。

参加申し込み
10月15日(水)まで
同封の参加申込書に記入して、下記の島根大会事務局宛てに
郵送、FAX、又はメール (E-mail)のいずれかでお申し込みください。

日本ボランティア学習学会島根大会実行委員会
事務局 〒690-8504 松江市西川津町1060
島根大学生涯学習教育研究センター内
電話 0852-25-8686
FAX 0852-32-6098
E-mail challenge@edu.shimane-u.ac.jp
参加申込書
(Word 37KB)

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日本ボランティア学習学会 開催履歴
日本ボランティア学習学会第27回愛媛大会 2024年度
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